021.銀の鳥篭
丸天井の鳥篭に1本の太い枝
1匹の白と水色の小鳥が小さく囀って
気持ちのよい朝の訪れを知らせてくれる
朝陽に照らされて小鳥のいる鳥篭は輝く
目も眩むほど煌いて
銀色の 元から明るかった色が
白に近いような色合いを醸し出している
小鳥は囀り続け
まるで「おはよう」とあいさつをしているみたい
静かな朝は小さな囀りで目覚める
ベッドから起き上がって伸びをする
窓際には1つの鳥篭
今日も元気で何よりだ
銀色のケージを開けて指を2本中へ
元気に一度囀って指へ飛び乗る
そっとかごから出して顔まで持ち上げて
笑顔で言うんだ
「おはよう、今日も朝が始まるね」
2008.9.13
白と水色の小鳥は実在しました。今もいるのかなぁ…?