034.鏡の世界

 

鏡の中に在るもう一つ

(それが世界を語るのね)

世界は常に予備を用意する

(何事も無いように世界は廻るのね)

鏡の世界にも同じ様に予備を

(だから世界は時を刻むのね)

 

美しい世界には美しい予備を

醜い世界には醜い予備を

何事も無かったかのように

秩序が乱れないように

世界を廻すため 時を刻むため

何も欠けないように

 

世界は上手く出来ている

全ては 世界が存在するため

 

(私は消えないわ

  この予備が失われるまで

  私は生き続ける

  何もかも消えてしまうまで)

 

(上手く出来ているのね

  世界も 私も 生き続けるために)

 

(全て いつも何かと隣り合わせなのね

  幾らでも代用できるのね

  鏡の中に世界が在る限り)

 

(私は絶対に消えないわ

  世界の予備が失われた後も

  生きてみせるわ

  真理を語るもう一つが失われても)

 

(鏡に映らない存在に なってみせる)

 

2010.5.23

この言葉を聞いて真っ先に浮かんだのは『合わせ鏡の世界』でした。
そういうわけで、鏡の世界にある、もう一つを語ってたのですが。
何やら、大事になってしまいましたね。
けれど。代えの効かない存在になるということは、素晴らしいことだと思います。私も、そうなりたいです。 inserted by FC2 system