019.天使の歌声
透き通るようなソプラノボイス
ハイトーンはどこまでも響いていく
一本調子の声は途切れることなく
何かを祈るように続いている
美しい乙女の美しい歌声
瞳を閉じて胸に手を当てて歌っている姿は
乙女の美貌を際立たせている
そっと声を掛けよう 邪魔をしないように
そっと近付いてみよう 気付かれないように
響く声は途切れることなく
にこやかに癒しの歌を紡ぐ
天使のようだと思ったのは
彼女の背に光の羽がある幻影を見たから
綺麗だと見とれて
いつまでも放心して
でも天使は気付かない
幸せで輝いている
いつまでも聴いていたいと思ったのはきっと
その声が優しすぎたから
2008.8.30
実際、ヒュムノスを聴いてたからかな、こんな風になったのは。